【平成29年10月28日実施】第17回ショートフィールドビジットを実施しました

広島大学大学院

放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム

第17回ショートフィールドビジットを実施しました

 

 

平成29年10月28日(土)に、平成29年10月に入学した6名と教職員の計10名が福島県相馬市・南相馬市を中心として「Sense Fukushima~福島の現状を捉える~」をテーマに、第17回ショートフィールビジットを実施しました。

 

実施に先立ち、27日の夕方に参加者が福島に集まり、目的や見学先などについて確認するための事前オリエンテーションを行いました。

図1事前オリエンテーションの様子

 

 28日の午前中は、福島市から南相馬市に移動する途中に除染を行っている田畑や除染廃棄物の仮置き場などを見学し、その後、福島県相馬港湾建設事務所で、相馬港の東日本大震災による津波被害からの復旧・復興について学習しました。

図2相馬港での学習

 

午後は、南相馬市立総合病院で、平成23年3月11日の震災直後から現在までの南相馬市の現状や課題などについて学習しました。

図3レクチャーの様子

 

また、請戸漁港を見学し、福島第一原子力発電所から約6㎞という立地であること等により復旧を進めることが出来なかったといった経緯を含めて復旧・復興の現状について学習しました。

図4請戸港での学習

 

 行程終了後には、今回のショートフィールドビジットの振り返りを行い、学生からは、「今まで福島に来たことはあったが、線量計を携帯し自分の目でその状態を知ることが出来て有意義であった。」、「ニュースを見るだけでは福島の状況をイメージすることが難しかったが、自分の目で見ることが出来て良い経験となった。」等のコメントがありました。

 

 プログラム新入生は、このショートフィールドビジットでの学びを今後の活動に活かすとともに、分野横断的に学習し、放射線災害復興分野におけるグローバルリーダーを目指します。