【8/26~8/31】「短期フィールドワーク」を実施しました

 短期フィールドワークは、フェニックスリーダー育成プログラムの必修科目であり、「現地において、放射線災害復興の現状を、分野(放射線災害から生命を護る,放射能から環境を護る,放射能から人と社会を護る)の壁を超えた横断的な視野で把握し、課題を見出すこと」を目的としています。
分野の壁を超え、より活発な議論ができるように、平成26年から他の博士課程教育リーディングプログラムや海外の大学からも参加者を募集しています。

 第5回の今回は、広島大学の「たおやかで平和な共生社会創成プログラム」の学生、及びカリフォルニア大学バークレー校から学生が参加、指導者として本学だけではなく国際機関や国内外の研究機関から専門家を招き、また住民や行政機関の皆さまに多大なご支援を頂き5泊6日の現地学習を実施しました。
全員参加の行程として福島大学の先生方による講義で復興の現状を学び、飯舘村立小学校を見学しました。また、3チームに分かれて南相馬市、伊達郡川俣町、いわき市の各地域でフィールドワークを行いました。さらに、UCバークレー校と共同で高校生と放射線を学ぶワークショップを開催し、国際原子力機関(IAEA)と福島県立医科大学による国際会議Consultancy Meeting on Review and Future of Science and Technology Studies (STS) Curriculum in Japanに参加し、各地域で学んだ成果を発表しました。(様子は、下の写真でご覧ください。)

多くの皆さまのご指導・ご支援に感謝いたします。

 

準備講義
広島市立中山小学校
及川 友好           南相馬市立総合病院長**
大津留 晶           福島県立医科大学・教授**
緑川 早苗           福島県立医科大学・准教授**

フィールドワーク支援
南相馬市住民の皆さま
伊達郡川俣町山木屋地区住民の皆さま
いわき市末続地区住民の皆さま
南相馬市役所 復興企画部

 

Consultancy Meeting on Review and Future of Science and Technology Studies (STS) Curriculum in Japan
国際原子力機関(IAEA)
福島県立医科大学

 

指導者(順不同,敬称略)
Jacques Lochard  国際放射線防護委員会(ICRP)主委員会副委員長**
筒井 雄二    福島大学・教授*
吉田 樹               福島大学・准教授*
本多 環               福島大学・特任教授*
保高 徹生            産業技術総合研究所・主任研究員**
栗原 モモ            産業技術総合研究所・特別研究員**
万福 裕造            農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター・主任研究員
Kai Vetter              カリフォルニア大学バークレー校・教授, ローレンスバークレー国立研究所主任研究員Ali Hanks             ローレンスバークレー国立研究所主任研究員
宮崎 真               福島県立医科大学ふくしま国際医療科学センター健康増進センター・副センター長**
黒田 佑次郎        福島県立医科大学・学内講師**

*フェニックスリーダー育成プログラム担当者
**広島大学 客員教員

 

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