カリキュラムの概要

分野横断的な特徴あるカリキュラム

本プログラムでは、医療系、理工農系、人文社会系といった多様なバックグラウンドを有する大学院生を受け入れています。

1年次、2年次に、3コース共通の基礎科目と共通コースワークを学び、最終学年に本プログラムにおける学修の集大成と位置付ける科目として、主任指導教員・副指導教員による個別の研究指導及びゼミ形式の合同指導により行われる「放射線災害復興学」を履修します。

「放射線災害復興学」では、それまでの講義、コースワーク、フィールドワーク等で習得した知識・スキルを総動員し、放射線災害復興に関する考えや携わってきた経緯、研究経過や博士学位論文との関係性などをまとめ、報告会において発表します。

 

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カリキュラム内容の紹介

①フェニックスリーダー基礎科目

異なる専攻の大学院生がフェニックスリーダー育成プログラムで学ぶために共通の基礎知識やスキルを修得するための科目群です。
「ヒロシマ復興史」、「放射線生物学入門」、「環境科学入門(生物多様性科学)」を履修し、放射線に関する共通の知識基盤を習得します。

②フェニックスリーダー共通コースワーク

放射線災害に伴う多様なリスク、放射線の影響、放射性物質の動態等、分野を超えた知識、技術を修得するための科目群です。
ヒロシマ・フェニックストレーニングセンター(HiPTC)等において、分野横断的コースワークである「初期被ばく・内部被ばく・疫学演習」、「放射線計測演習」、「Business Continuity Management (BCM) 」を履修します。

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実践的な放射線の計測演習の様子

 

③フェニックスリーダー専門科目

「放射線災害から生命を護る人材」・「放射能から環境を護る人材」・「放射能から社会と子どもを護る人材」となるための専門科目です。コースにより内容が異なりますが、自身のコースに加えて他コースの講義を履修することにより幅広い知識を得ることが可能です。

★フィールドワーク/インターンシップ

「短期フィールドワーク」は現地にて放射線災害復興の現状を分野(放射線災害から生命を護る、放射能から環境を護る、放射能から社会と子どもを護る)を超えた視野で把握し課題を見出すことを目的とする科目です。
「長期フィールドワーク/長期インターンシップ」は大学院生の実践的研究活動の一環として行い、高度な専門知識と応用力、社会性と国際性を兼ね備えて世界をリードする人材育成を目的とする科目です。
なお、「短期フィールドワーク」は福島等で実施予定です。被災者の行動分析や健康調査、環境中の放射線モニタリングや放射能動態調査を通じて、 現行防災・減災システムの持つ問題点を把握し解決するための検討能力を習得します。

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福島での短期フィールドワーク(仮設住宅での聞取り)

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福島でのフィールドワーク(仮設小学校訪問)

 

教育の質の保証

プログラムで身に付けることが出来る能力を明確に定めるとともに、学習成果を評価することが出来る体制を構築しています。これにより、プログラムによる教育の質を保証します。

カリキュラムマップ

個々の授業科目が果たす役割と授業同士の有機的な連携を示すことにより,大学院生の学修目標を明確にし,国際的に活躍できるフェニックスリーダーの育成を図るために「カリキュラムマップ」を準備しています。

詳細はこちらからご確認ください。

ルーブリック

基礎到達目標の到達度を5段階の成果水準(effort)で示し,学生が身につけた力を可視化するものです。

詳細はこちらからご確認ください。

博士論文研究基礎力審査(Qualifying Examination)

実施時期-4年制コース:D2前期終了時、5年制コース:D2終了時
国際力・学際力・マネジメント力の基盤を有し、フェニックスリーダー候補者として相応しいレベルに達しているかを評価します。
審査は、科目別筆記試験、英語でのプレゼンテーション及び口頭試験、e-ラーニングポートフォリオの内容審査等により行います。

学位

修了要件

5年制コースでは、原則として5年以上在学し、本プログラムの指定する32単位以上を修得していること。
4年制コースでは、原則として4年以上在学し、本プログラムの指定する30単位以上を修得していること。
ただし、プログラム及び所属研究科が優れた業績を上げたと認める者については、早期に修了することができます。

取得できる学位

プログラム修了者は所属に応じて、以下の学位が取得できます。なお、博士号学位記に「放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム」と付記されます。

医学、歯学、保健学、理学、工学、文学、農学、学術、マネジメント、教育学、心理学