平成29年5月23日・24日 「IAEA-STS国際専門家会議」を開催しました

広島大学大学院
放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム

IAEA Consultancy on Science, Technology and SocietySTSPerspectives on
Nuclear Science,
Radiation and Human Health – The International Perspective

 平成29年5月23日・24日に霞キャンパス広仁会館にて「IAEA-STS国際専門家会議」が開催されました。

 この会議は、福島第一原子力発電所の事故後、IAEA(国際原子力機関)が科学技術社会における専門家の役割と、放射線と健康問題の課題解決に向けて社会科学的アプローチや取り組み、教育等をテーマに開催してきました。広島大学、長崎大学、国立シンガポール大学を拠点に始まり、現在は、福島県立医科大学も参画しています。IAEAは、本プログラムにおける重要な提携機関であることから、広島大学は、4年前の第1回目の会議を共催しており、第4回目の開催となる今回は、ホスト機関を務めました。

 会議は、原子力科学、放射線と健康、STSプロジェクトにおける国際展望を主なテーマとし、これまでのプロジェクトの成果と更なるニーズの確認、今後の国際的展望についての発表が行われ、活発な議論も展開されました。

 本プログラムからは、神谷プログラム責任者が、IAEA国際会合ホスト機関代表者を務めるとともに、放射線災害復興分野における教育・人材育成をテーマにしたセッションにおいて、学生2名が発表しました。

STS-1

会場の様子

STS-2

記念写真

 

概 要

1日:523(火)

○総合司会・進行 Dion Clingwall (広島大学)
○開会挨拶(9:00 – 09:30) 神谷 研二 IAEA国際会合ホスト機関代表者
                  Ahmed Meghzifene IAEA代表者
○発表
Uwe Scholz (ドイツ IAEA招致者)
Miriam Calaguas  (St. Luke’s Medical Center, フィリピン IAEA招致者)
河合 秀彦 (広島大学)
田巻 倫明 (福島県立医科大学)
児玉 和紀 (放射線影響研究所,HICARE)
丹羽 太貫 (放射線影響研究所,HICARE)
宮崎 真 (福島県立医科大学)
黒田 佑次郎 (福島県立医科大学)
長谷川 有史 (福島県立医科大学)
Yuliya Lyamzina (福島県立医科大学)
村上 道夫 (福島県立医科大学)
後藤 あや (福島県立医科大学)

座長:Rethy Chhem(カンボジアIAEA招致者),大津留 晶(福島県立医科大学)
    廣橋 伸之(広島大学), Elena Karamfilova Zaharieva(広島大学)
オブザーバー:広部 伸浩(福島県立医科大学),金澤 知子(福島県立医科大学),
          笹谷 めぐみ(広島大学)

2日:524(水)
○総合司会・進行 Dion Clingwall (広島大学)
○発表
緑川 早苗 (福島県立医科大学)
神谷 研二 (広島大学,HICARE)
松田 尚樹 (長崎大学)
熊谷 敦史 (福島県立医科大学)
Rethy Chhem (Cambodia Development Resource Institute, Cambodia)
山口 文恵 (広島大学フェニックスリーダー育成プログラム大学院生)
Uranchimeg Tsegmed (広島大学フェニックスリーダー育成プログラム大学院生)
大津留 晶 (福島県立医科大学)
谷川 功一 (福島県立医科大学)
Kenneth Nollet (福島県立医科大学)

座長:松浦 伸也(広島大学),Uwe Scholz  (ドイツ IAEA招致者),田代 聡(広島大学),
    Kenneth Nollet(福島県立医科大学),Ahmed Meghzifene(IAEA),
    村上 道夫 (福島県立医科大学)

○IAEA STS国際専門家会議 福島開催について 大津留 晶(福島県立医科大学)
○閉会挨拶 Ahmed Meghzifene IAEA代表者