広島大学大学院
放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム
平成29年度第1回フェニックスリーダーシップセミナーを開催しました
平成29年8月2日に南相馬市立総合病院から及川友好院長を招き「東日本大震災と福島第一原発事故後の南相馬での事実について」と題して本年度の第1回リーダーシップセミナーを開催し、当プログラム所属学生11名、その他学内学生12名、教職員7名の計30名が参加しました。
南相馬市立総合病院は福島第一原発から23キロ離れたところに位置し、東日本大震災発生時は、本セミナーの講師である及川院長(当時副院長)を始めとして職員が救命活動に尽力されました。また、震災後の地域医療の立て直しに当たり、及川院長を中心として脳卒中センターを開設されました。
今回のセミナーでは、被災直後の病院の様子と、6年が経過した現在の地域住民の健康問題について解説していただきました。質疑応答では、健康問題や震災後に増加した怪我や病気について、異なる専門性を持つ参加者からそれぞれの視点に基づいた多数の質問が寄せられ、分野横断的な交流の機会となりました。