福島県内において,平成30年8月26日(日)から30日(木)の5日間の行程で,平成30年度の短期フィールドワークを実施しました。なお,この短期フィールドワークの目的は,「現地において放射線災害復興の現状を分野(放射線災害から生命を護る,放射能から環境を護る,放射能から人と社会を護る)を超えた視野で把握し課題を見出すこと」です。
参加学生は,行程の中で,「こどもの支援」,「放射線災害の心理的影響」,「インフラの復旧」,「福島県内の除染状況」,「福島県民健康調査」について学ぶとともに,「屋内運動場」,「新設された飯舘村の小学校」,「福島第一原子力発電所」などを見学しました。また,仮設住宅で生活をする住民への聞き取りを行いました。
学生は,このような分野横断的な学習機会を通じて,幅広い視野を養うとともに,放射線災害復興のための課題を見出し,今後,課題解決に向けて自身の専門性に即した研究などを加速していく予定です。
なお,今回参加した12人の学生のうち5名は,本学「たおやかで平和な共生社会創生プログラム」の学生であり,多様な背景を持つ学生が参加したことで,学生同士が刺激を受け合い,そして,切磋琢磨しながら学ぶ貴重な機会となりました。