第21回ショートフィールドビジットを実施しました(2018年10月21日~23日)

広島大学大学院
放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム
第21回ショートフィールドビジットを実施しました

 福島県内において、平成30年10月21日(日)から23日(火)の3日間の行程で、「Sense Fukushima~福島の現状を捉える~」をテーマに、この10月に入学した新入生を対象とした第21回ショートフィールビジットを実施しました。なお、このショートフィールドビジットの目的は、「本プログラムにおける早期段階で、放射線災害の現実を知り、分野横断型アプローチの重要さを実感することで、修学意欲を高めること」です。

 22日には、福島県相馬港湾建設事務所の協力を得て、相馬港・請戸港の復興現場について見学し、防災・減災に向けた取り組みなどについて学習しました。また、南相馬市立総合病院では、及川友好院長から、東日本大震災当時の南相馬市の医療現場の状況などについて学びました。

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請戸港見学の様子

 また23日には住民への聞き取りを行い、地域コミュニティーの再生に向けた取り組みなどについて学びました。

 行程終了時には、今回のショートフィールドビジットの振り返りを行い、学生からは、「ニュースを見るだけでは福島の状況をイメージすることが難しかったが、自分の目で見て、また、直接話を聞くことにより、理解が深まり、良い経験となった。」などのコメントがありました。

 プログラム新入生は、このショートフィールドビジットでの学びを今後の活動に活かすとともに、分野横断的な学習を通じて、放射線災害復興分野におけるグローバルリーダーを目指します。