福島県内において、2022年12月1日から3日の行程で、「Sense Fukushima~福島の現状を捉える~」をテーマに、この10月に入学した新入生を対象とした第30回ショートフィールドビジットを実施しました。なお、このショートフィールドビジットの目的は、「本プログラムにおける早期段階で、放射線災害の現実を知り、分野横断型アプローチの重要さを実感することで、修学意識を高めること」です。
12月2日には、相馬市伝承鎮魂祈念館、震災遺構請戸小学校、東日本大震災・原子力災害伝承館の見学を行った後に、南相馬市立総合病院の及川院長から震災時の経験やご苦労などを学びました。
12月3日には、被災された住民との懇談会を行い、避難の実態やコミュニティ再生の取り組みなどを学びました。また、環境省環境再生プラザでは除染についての取り組みなどを学びました。なお、全行程において学生は放射線測定器を携帯し放射線量を確認しました。
学生からは、「今後の学習のモチベーションとなった」、「論文や教科書では学べないことが学べた」といった感想が述べられました。