令和6年10月にフェニックスリーダー育成プログラムに入学した学生が、令和6年10月24日(木)から26日(土)に、「Sense Fukushima ~福島の現状を捉える~」をテーマに第33回ショートフィールドビジット行いました。
25日の午前中は、宮城県山元町を訪問し震災遺構中浜小学校の見学を行い、津波被害や避難について、また、災害に備えることの重要性を学びました。
午後には、福島県富岡町のリプルンふくしまの見学を行い、東京電力福島第一原子力発電所事故により発生した汚染土壌や廃棄物がどのように収集・保管・処分されるかについて学びました。
その後、南相馬市では、震災以前から南相馬市で勤務する医師から東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故が引き起こした地域医療への影響や現在の問題について講義を受けました。
また、震災、原発事故、避難を経験した住民達と意見交換を行い、被災時のご苦労や、現在、地域で生じている課題について聞き取りを行いました。
26日には、飯舘村長泥地区を訪問し、除染活動で生じた除染土壌を再生土壌に改質し利用するための事業の見学を行い、再生土壌を農業分野で再利用することによる福島県の再生・発展に向けた活動についての理解を深めました。
プログラム新入生は、このショートフィールドビジットでの学びを今後の活動に生かすとともに、分野横断的な学習を通じて、放射線災害復興分野におけるグローバルリーダーを目指します。