3つのコースによる放射線災害復興専門家育成
放射線災害からの復興には、「放射線災害から生命を護る」・「放射能から環境を護る」・「放射能から社会と子どもを護る」という3つの大きな要素があります。そこで、本プログラムでは、医学、環境学、工学、理学、社会学、教育学、心理学などの各専門学術分野を結集し、3つのコースによる博士課程前期・後期一貫の専門教育を実施します。
求められる人材像と3つの能力
グローバルな取り組みができる“国際力”
放射線災害は全世界に影響を及ぼすグローバルな問題であり、復興には国際的な取り組みができる能力(国際力)が必要です。
横断的かつ統合的な学識を備えた“学際力”
放射線災害復興には、医学、社会学、環境学などの横断的・統合的な知識(学際力)が必要です。
複雑に錯綜した災害現場で、合意形成を導く“マネジメント力”
災害の現場では、人も情報も錯綜し混乱を極めます。その状況の中で俯瞰的な視点を持ち全体を統括する能力、そして災害後の復興において、住民、科学者、行政などの仲介者となり、利害関係者の合意形成を導く能力(マネジメント力)が必要です。
3つの能力を養成する仕組み
フェニックスリーダーに求められるこれらの3つ能力を養成する為、本プログラムでは、 次の教育システムを構築しています。
- 産官学連携を基盤とした国内外での実践教育(フィールドワーク、インターンシップ等)
- 分野を超えた実践技術やリスク対応能力を習得する実践型コースワーク
- 分野を超えた知識基盤を修得する分野横断型共通科目と分野融合型専門科目
- 国内外専門講師による徹底した国際化教育