本プログラムでは、令和7年9月10日から12日に福島県内で、プログラムの1年生を対象とした短期フィールドワークを実施しました。短期フィールドワークの目的は、「現地において放射線災害復興の現状を分野(放射線災害から生命を護る,放射能から環境を護る,放射能から人と社会を護る)を超えた視野で把握し課題を見出すこと」です。
学生が行程で学んだ概要は以下です。
・環境再生プラザでの講義:環境汚染からの回復に向けた取り組みについて
・福島県立医科大学での講義:福島県民健康調査について、また、東京電力福島第一原子力発電所事故後の緊急被ばく医療について
・飯舘村での住民講話:事故後の農林水産物、土壌の測定について
・南相馬市での医師・看護師講義:事故後の南相馬市における医療について
・JAEA楢葉遠隔技術開発センター見学:廃炉に向けた技術開発について
・東京電力福島第一原子力発電所見学:廃炉に向けた取り組みと現状について
このフィールドワークを通して、学生は自身の専門性を深めるとともに、幅広い学習を通して分野横断的な知識を獲得し、復興に向けた今の福島における課題を知ることが出来ました。

JAEA楢葉遠隔技術開発センター
原子炉建屋内のバーチャルリアリティー見学

東京電力福島第一原子力発電所
発電所内の見学

