第20回フェニックスリーダー育成プログラムセミナー を開催しました

 令和元年6月26日(水)に、国際放射線防護委員会(ICRP)副委員長で長崎大学教授、また、広島大学客員教授のJacques Lochard先生をお招きし、「Protection of people and the environment in the event of a large nuclear accident: the update of ICRP Publications 109 and 111(大規模な原子力災害における人々と環境の保護:ICRP Publications 109 and 111更新版(仮訳))」をテーマに、第20回フェニックスリーダー育成プログラムセミナーを開催しました。

 座長の廣橋伸之教授(原爆放射線医科学研究所)による開会挨拶に続き、Jacques Lochard先生から、放射線災害により経時的に変化してゆく人々と環境に対する放射線防護の様々な局面とその対応について、特にチェルノブイリ原子力発電所事故後、また、福島第一原子力発電所事故後の経験等を交えてお話いただき、個人やコミュニティーの意思決定を尊重する事の重要性などについて解説いただきました。

講演に続いて活発な質疑応答が行われ、本プログラムの学生や学内の研究者といった参加者にとって、非常に有益な機会となりました。なお、本セミナーはTV会議システムを利用し、広島大学の2つのキャンパスを繋いで開催しました。

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セミナーの様子